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【上質な家の条件 | リビング編(インテリアファーストvol.3/3)】床でソファを背もたれにしてない?ベッドのように寝転べる奥行き必須▶人生が豊かになるソファの紹介▶HOW TO「リビング照明計画」

私の家づくりの根幹「KDL」のお話しです。

動画は、今回のダイニング編を含めた3部作でお届けします。

※キッチン編(vol.1)、ダイニング編(vol.2)、リビング編(vol.3)

『押村流、リビングへの考え方』

まず、LDKではなくK→D→Lが大切な順番という大前提のお話しです。

なんのこっちゃ、ですね笑
一つの空間としてその役割を果たしてきたLDKを、「K・D・Lに分解」して再構築したものがKDLです。

従来のLDKから、キッチン(K)を中心としたKDL空間へのシフト。

そのKDLを設計する際に、無くてはならない「インテリアファースト」という設計手法について解説します。
K=キッチンは家族とのコミュニケーションの場。

D=ダイニングは家族とお客様(他人)とのコミュニケーションの場。

L=テレビ、読書、昼寝、スマホなど、プライベートを楽しむ場。

今回はリビングのお話しです。

皆さんが家づくりを考える時、リビングに注力してプランニングしていませんか?

一昔前までは応接間と呼ばれた空間が、今ではリビングへと変化した‥と、考えられている傾向があります。

私が考える「応接」はダイニングです(詳しくはダイニング編(vol.2/3)をご覧ください)。

では私の考えるリビングは?
各々が楽しむ「プライベート空間」です。

家族がダラダラできる場所、ゆっくり寛げる場所として。

スマホいじいじ、昼寝、TVやゲームなど、コミュニケーションの場としての重要度は低くなっています。

そんなプライベート空間づくりで一番大切なこと、それは、「ソファの配置とサイズ」です。

配置でいうとアイランドソファはよろしくありません。
ソファの背面を壁に付ける、これが基本です。
(ちなみにキッチン、ダイニングテーブルはアイランドが最高です。)

でも、アイランドソファのお家をよく見かけますね。
ソファサイズは大きいものを選ぶこと。
最低でもワイド2.4mにカウチとセットで。
奥行きは1m必要です(70cm〜80cmは、もはや椅子と同じ扱い)。
椅子みたいなソファでは長時間くつろげないので、床に足を伸ばして座り、ソファを背もたれにする‥。
皆さんそうなっていませんか?

ダイニング編でもお話ししましたが、設計段階から(設計士が)家具のことを熟知してイメージしないと、大きなソファが置けないということです。
ダマサれがちなのが、平面図の家具レイアウトや家具屋のパース。
世の設計士、インテリアコーディネーター、家具屋に騙されてはいけませんよ?

そしてプロの諸君は、志を忘れて「売れればいい」を捨てましょう!

このようなソファ配置やサイズ感のリビングを描く設計士はチェンジで!

しかしながら現実は、お客様に原因がある場合も少々見受けられます。
「ソファの横からお庭に出たい、壁面に窓(掃き出し窓)をたくさん取りたい、リビングとダイニングを区切りたい」等々。
設計士が沢山の要望に迎合してしまい、ソファの周りを通路だらけにしてしまうパターンですね。
リビングはプライベート空間であり、大きなソファで長時間くつろぐ場所、ということは忘れて本末転倒とならないようにしましょう。

床に座るのが勿体ないぐらい快適なソファを選ぶポイントは、「寝転べるかどうか」ですのでお忘れなく。

次にソファの足元です。
ラグの無いリビングはリビングじゃない!
カーペット敷き詰めでないなら、必ずラグを敷きましょう。
ラグが居場所を作り、リビングの広さを作る、と言っても過言ではありません。

選ぶラグは毛足の長いシャギーがおすすめです。
ドイツのJABラグのように上質なものから、コスパ重視でも良いものは様々あります。

ホコリや花粉もラグが吸着してくれるので、そこを掃除機、いや、ルンバにやってもらいましょう。

そして名脇役「TECTA | K22 サイドテーブル」が必要です。

【K22サイドテーブル(アクタス)】

K22

このサイドテーブルは、ソファに身を委ねた状態で、体に引き寄せておくことができる優れもの。
TVで映画を観ながら、ゲームでも、スポーツ観戦も、体を起こさず飲み物や軽食にアクセスできるんです。
こりゃ脇役じゃなく主役だわって、皆さんも使えば思うはず。

最後に、設計力が問われるリビングの照明計画。

端的に申しますと「暗くていい」です。

3Dで陰影のある美しい空間をダウンライトで作ってください。

TV側の壁に拡散ダウンを2灯、ソファ後ろの壁に拡散ダウンやブラケットを2灯、ソファ前のラグに灯り溜まりを作る集光ダウンを2灯が基本。
美しくて寛げるリビング空間を、生かすも台無しにするのも照明計画です。
絶対に手を抜かないこと。

ソファだけでなく、テーブルやカーテンに至るインテリア全般に言えることですが、頻繁に買い替える人は少ないはずです。

だから最初に少し頑張って良いもの(上質なもの)を購入していただきたい。

安かったけど座りにくくて不快的なソファに1年2年‥と、時間(人生)を損してしまいますからね。
どうせなら、少しでも人生が豊かになるものを所有して欲しいと願っています。

そこで、過去にも紹介しましたが、私のおすすめするソファ(アイラーセン社)を改めてご紹介。

ストリームライン:2.4mのカウチソファのコスパが最高です。

ダカーポ:極上の一言。

サバンナ:ベッド並みのカウチが非常にイケてます。

ブロック:様々な張り地があり、豊かなインテリア空間づくりに貢献します。

このように私が思う良いソファは、まだまだ他にもあります。
でも、「絶対にこれ」というものはないです。

別にアイラーセンでなくても全然いいですしね。
何度も言いますが、リビングで最も重視することは、「ソファサイズと配置がスタートである」。

そのことを、くれぐれもお忘れないように。

【新築住宅への想い、中古戸建て・マンションのリノベーションに関して】

私は新築戸建ての設計や建築を主としています。
理由は美しい街を創りたいたいから。
美しい街は資産価値と、それを守る住人の意識を生みます。

街や住人の意識や価値を一変させる思想で、メイクノスタルジーと命名しております。

日々楽しんで苦しんで命を削る思いで設計を繰り返し、
私の描いた設計図面があんなに大きくスケールアップしたお家に建ち上がる。
感動で心が震えます。

だからリフォームやリノベーションに興味があまりなかったんです。
ただ、知人や関係者からたっての要望があると見てみぬふりができず。

私が関わることで一人でも幸せな方が増えるのなら、という想いです。

マンションであれば一旦スケルトンにしてのフルリノベーションが、設計の醍醐味(暮らしの激変)を感じられます。
また、間取り制作や照明計画、外構工事、クロス選び、バックセット(カップボード)施工、玄関タイル等、部分的なリフォームもほぼ手掛けません。
リフォームでも、建築施工が絡む内容には設計が必要となります。

図面を起こしますと、コンセント・スイッチ・照明計画等の電気配線図の制作も重要なポイントとなります。

照明・電気計画が入りますと、「何を、どう照らすのか」といったインテリア計画(クロス、床材、天井材、家具、カーテン等)が本来必要となります。

図面を描いて、お客様が依頼されている工務店が着工しても「この図面通りには(技術力の差で)出来ません」というやり取りが始まってしまう。
そのような過去のほぼ全ての経験から、住宅の全ては連動した一気通貫の中で計画されるべき、という考えに至りました。

戸建てリノベーションを手掛けない理由として。

いわゆる「暮らしが変わらないリフォーム」しか出来ないことがほとんどだから。
抜けない構造材や、壁の中が想定外の造りになっているなど、表面上は綺麗にできるが暮らしは変わらない。

何より、元々の設計者の意図や意志が入ったお家(設計)にメスを入れるだけの修正作業は非常に苦しいですね。
手前勝手ではございますがご容赦いただけますと幸いです。

私はこの仕事に誇りをもっているので、昨今目にする機会が多い「志の無い」設計士に嘆いています。

しかしながら、そこに向き合うお客様が、より良く打ち合わせが進むようにも願っています。

そこで、ハウスメーカー(設計士)とお客様、双方の視点で解決策はないものかと考察しました。
自由設計!なんでも出来ます!何度でも図面作成OK!‥等々
私には「クレームから全力で逃げたい(だけ)」に見えます。
住宅業界の責任逃れ体質。
設計士の意識改革。
お客様の心構え。

私なりに様々な視点から、原因と対策を提案します。

照明計画でお伝えしたいこと。
それは、住宅の原案設計者にしか分からない意図があるということ。

様々な照明器具や建築化照明がありますが、本来の目的や意図と反して使用することもあります。
照明計画だけを別の設計士に依頼するのはナンセンスです。
照明と親和性を高めるべき項目にインテリアの計画があります。
住宅は奇をてらわず、シンプルに造ってインテリアで美しくまとめることが大切です。

暮らしの質はインテリアで左右され、人生を変える力もありますので、一度きりの真剣勝負で挑んでいただきたい。
根本的にインテリアの良し悪しは、住宅設計で決まります。

コーディネーターではなく、設計士の力量にかかっているということ。
インテリア、外構、全ては原案設計者が一気通貫でプランニングしないと良くなりません。

美しさも居心地もメンテナンス性も、全ては設計力です。

設計力や提案力に満足できないお悩みに対して。工務店や大手ハウスメーカーなど、耐震性や断熱性や機密性のスペックだけを売りにする住宅は、本当に私たちの求める住宅でしょうか?新製品やスペックにとらわれることなく、美しさと使い勝手を併せ持つ私のオリジナルな基準で住宅に関する情報を発信します。後悔の無い・失敗しない家づくりをするために、住宅設備の剪定、インテリアのコーディネート(クロス選び・建具選び・床材選び・カーテン・カーテンレール・家具配置)、照明計画(ダウンライト・間接照明、ペンダントライト)など、住宅設計の基礎となる考え方も参考にしていただければ幸いです。

@tomoyaoshimura1993

#新築 #リフォーム #DIY #ハウスメーカー  #注文住宅  #リノベーション

【チャプター】
00:00 告知
00:25 イントロ
00:44 オープニング
01:33 リビングの役割とは?
03:54 快適なリビングの作り方
11:13 リビングの間取り設計のポイント
16:45 リビングの必須アイテムを紹介
27:35 おすすめのソファの紹介
33:37 生活に必要な設計とは(インテリアファーストまとめ)
37:37 エンディング

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